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脱!あたまでっかち 脱!あたまでっかち

原田さんは、このアルバイトを始めて3か月目。理路整然と話す秀才オーラ漂う原田さんがなぜこのアルバイトを選んだのか。アルバイトを始める前と後でどのような変化があったのか、お話を伺いました。

自電車でお客様のところへ向かう原田さん

SNS世代の特徴を逆手にとる

Q:このアルバイトを選んだキッカケを教えてください。
A:まもなく就活が本格化します。まだ業種や職種をそこまで絞り込んでいないのですが、いわゆる私立文系なので、営業職の可能性も視野に入れているのと、どんな職種でも営業の経験は活きると思っているからです。
また、他の営業のアルバイトと比較して、このアルバイトはいわゆるBtoCの営業なので、様々な世代の方と接することができると思い決めました。
なぜなら、私たちの世代はいわゆるSNS世代と呼ばれ、同年代の横のつながりが強いといわれています。確かに私も、中学や高校の同級生達と卒業後もつながっています。
そこで、SNS世代の特徴を逆手にとって、様々な世代の方と接することで、同年代の学生とは違う経験をしたかったからです。

フォローも安心
一期一会が新鮮で続けていけそう

Q:アルバイトを始めて 3ヶ月ですが、慣れましたか?
A:はじめは、社員の方や先輩の方が一緒に回ってくれたので、とても安心しました。
特に担当社員の方は、その後も気さくに話しかけてくれてフォローもしてくれるので、とても助かっています。社員の方も自分の数字を追いかけている中、頭が下がります。
おかげさまで、「初対面の方とお話する」ということ自体には徐々に慣れてきました。でも、毎回予測不能なお客様の反応には慣れないというか、新鮮ですね。(笑)
この間なんて、「新聞」と切り出しただけで怒り出した人もいました。でも怒っているとおもったら「まぁ、お兄さんにいっても仕方ないわな。ごめんな。」ってお菓子をくれて(笑)でも、新聞のお試し読みはしてくれないんですよ(苦笑)
でもそういう一期一会が楽しさでもあるので、続けて行けそうです。

おじいさん、おばあさんが好きになった

Q:アルバイトを始める前と後で変わったことはありますか?
年配の方に対する見方が変わった事が一番かもしれません。おじいさん、おばあさんを好きになりました。
僕らの世代って「若者の○○離れ」とか「さとり世代」とか揶揄されますし、逆にネットの世界では年配の方を「老害」なんて貶めてみたりするじゃないですか。
年金を始めとして、世代間格差の話題などは、マスメディアでも取り上げられますが、そもそも、マスメディア以外の僕らが目にするネットニュースやブログ、ツイッター等の情報は、発信する側もクリックされてなんぼな訳ですから、僕ら世代向けにおもねった内容である可能性が高いと思われます。
なので、無意識の内に世代間の対立意識みたいのが芽生えているのかもしれません。
おじいさん、おばあさんは僕ら若者の事をいけ好かないと思ってるのかなぁ?って。
でも、実際に街に出てみると全くそんなことはなくて、「あら、学生さん?頑張ってねー。」と何度言われたかわかりません。

知識では手に入らない得難き経験

Q:百聞は一見にしかずということですね。
A:そうですね。僕は以前コンビニのアルバイトもしていたのですが、コンビニは高度にマニュアル化されています。
でもこのアルバイトは、一定以上はマニュアル化できないどうしても人間対人間のやりとりの部分があります。
その予測不能な部分が、知識では手に入らない得難き経験であり、面白さでもあります。
いかに自分が実体験に基づかない情報だけで先入観を持っていたかを思い知り、恥ずかしくなりました。
僕の専攻分野でも良く言われますが、フィールドワークは重要ですね(笑)
就職活動中もできるだけこのアルバイトを続けて、もっといろんな方と接して、貴重な経験を積みたいと思います。